ある日、ツチヤ 家のテレビのコードが切断された!
Hulu プライムビデオ U-NEXT
みんなご存知、動画三銃士である。
僕はテレビを見ない
中学生までは帰宅したらテレビ、ゲームしながらテレビ、見てないけどテレビ
そんなテレビっ子だった。
ある日うちのテレビのコードは切断された。
確か、切断されたんだよな…うる覚えなんだけど
最初はかなりショックだったが、3日目くらいから
『まあイイか、PCあるし』
と光の速さでテレビがどうでもよくなり、同時に世間に興味がなくなった
どうせ知ったって何がどうなるわけでもない
スナックでバイトしてた僕は先輩スタッフによく言われたものだ
「お客と喋るのにテレビくらい見ないと」
でも見なかった、興味がなくなってしまったことには
どう頑張っても興味が出なかったんだよね。
ある日、引っ越した友達からもらった
薄型テレビを久しぶりにつけてみた。
すべて、『だからなんだろう』としか思えなかった
孤独のグルメとモヤモヤさまーずしか楽しくなかった。
人ってこんなリアクションしたっけ?
って違和感すら感じたのだからそれはもう末期だ
そんな僕はテレビを見なくなった代わりに
映画とアニメを流し続けるというなんとも素敵な時間を得たのだ。
Hulu とU-NEXTのおかげで。
世間に興味がなくなるということは実に有意義なことだった
自分が見たいものを選び、無意識に何かを埋め込まれることもなく
流されるということから這い出るきっかけ。
社会が川だとするなら、
そこから這い上がって焚き火をしているイメージ
だから自分だけ取り残されて
他はどんどん流れていく
んーー詩的じゃないか
しっくりきたわ。
何度見ても、また見てしまう、不思議な魔力を持つ映画がある
それがこれ[ナイトクローラー]

とにかくクズばかり登場する
けど見た感じいきなりクズではない
登場人物のほとんどがどこにでもいる普通の人間であり、
それでいて観ていると人間皆クズなのかもしれないとすら感じさせられる
けっして暗いわけでなく
むしろ心地よい。
引き込まれるのはシーンにマッチしすぎた音楽のせいでもあり
シリアスと希望とシュールの波状攻撃が効果抜群で
きわめつけはこの俳優さん、人の名前なんて山田孝之くらいしか覚えてられない僕が、、、、、覚えた彼の名は。
ジェイク ギレン ホール!!

そのお眼差し!!
これは[プリズナーズ]という映画の時なんだけど
ロキ刑事って役なんだけど、これがまた痺れるんだ。
また語るわ。そっちもオススメなんだ
とにかく惚れるんですよ!!
やっぱり僕、男の方が好きなのでは?って錯覚させる力がある
山田孝之=ジェイクギレンホール
そんな感じ。
ナイトクローラーでは他の作品と違って
少し痩せてるんだけど、それがまた醸し出す雰囲気よ!
もうね、あー
俺、私どうしよう、生き詰まったよ。って人に見て欲しい
ブラックユーモアな力を含みつつ
希望すら残してくれるこれは
僕の映画人生でオススメできる一作である。
何がクズって、金網を切り取って鉄屑屋に売るし、
おまけに雇ってくれって交渉までしちゃう。
軽やかに置き引きしてその金で機材を購入、
ライバルから的確にわざと情報を盗み、のし上がっていく。
不謹慎だけど僕もこの主人公のように強く生きたい、
そう感じる。